
同居介護の始まり始まり・・・
脳梗塞を計3度発症した後遺症で歩行困難になり、右手には麻痺が残り滑舌も悪くなってしまった父と、認知症(アルツハイマー)を患い、さっき話した事をすぐ忘れ、たまに朝と夜の区別がつかなくなる母。
そんな二人を介護する3人の子供達(長女・長男/僕・次女)の介護日誌です。
父は脳梗塞の後遺症
父は16年前に1度、さらに昨年の5月、6月と立て続けに脳梗塞を発症し入院しました。幸い命は助かりましたが、いくつかの後遺症が残ってしまいました。まず足が思うように動かなくなり自力で歩く事が困難となってしまいました。
家では手すりやソファへのつかまり歩きでトイレやベッドに移動します。その際は一人が必ず付き添って介助します。コンディションが悪くいつも以上に足が動かない時などは歩行器を使って移動します。外では車椅子が必須です。
右手には麻痺が残っているため、細かい指の動作や手先の作業が難しくなってしまいました。まず字を書く事が出来なくなりました。箸はなんとか使えますが、上手く掴めないため毎回食事をこぼしてしまいます。
加えて呂律が回らない構音障害も併発し、会話が聞き取りづらくなってしまいました。もともと父は早口の江戸っ子口調なため、思うよう喋れないのが辛そうです。
母は認知症(アルツハイマー)
父が昨年脳梗塞で入院したあたりから、どうも母の言動がおかしくなってきました。
ある日父のお見舞いに行った夜に「お父さん何処にいるの?」と言い出したので、「何言ってんの?今日お見舞いに行ったじゃん、呆けちゃった?笑」と返すと、「えっ!お父さん入院してるの?知らなかった!何で教えてくれなかったのっ!!」と取り乱した事がありました。
またある日には僕の顔をじっと見て「お前ってわたしの息子なの?」と聞いてきたり、次女を自分の実妹と間違えたり、長女をお手伝いさんだと思いこんだり(笑)、、そんなこんなが続いたので、一度お医者さんに診てもらおうという事になり、父が入院していた病院の脳神経内科で診察してもらったところ、アルツハイマーと診断されました。
ほぼ2人同時に要介護となり、僕ら3きょうだいの生活は急に慌ただしくなりました。
我が家の家族構成
遅まきながらここで我が家の家族構成をお伝えいたします。
父(要介護4)
母(要介護1)
長女(専業主婦)
長男/僕(バツイチ)
次女(バツイチ)の5人家族となっております。
昨年の5月から僕と次女と両親の同居が始まりました。我が家から徒歩3分圏内に長女夫婦が住んでおり、僕と次女が仕事でいない時に長女が両親のお世話をしてくれています。
僕も次女も毎週土日休みの職業ではないので、お互いなるべく休みが被らないようシフトを組んで、3人で順番に両親のお世話をするようにしています。
ただ僕も次女も仕事の都合上、週一しか休めない時もあり、トータルで見ると長女に負担が掛かってしまうことが多いです。
年齢はあえて伏せておりますが、父は90オーバー、母は80オーバーということで、おぼろげながら我々介護3きょうだいの年齢もお察しいただけるかなと・・ちなみに50オーバーは確定です(笑)
この年齢になってまた家族一緒に暮らすことになるとは・・(長女は同居してませんが、家は激近で週4~5日来ています)人生は分らんもんです。
でも、僕も次女も離婚していなかったらこの同居介護はなかったと思うし、そうなるともっと別の選択肢を選ばざるを得なかった思います。そう考えると今の状況は必然だったのかなぁとも思ったりします。
あとどれくらいこの同居介護が続くのかは分かりません。近い将来、僕らの手に負えなくなる時が来ることも覚悟しています。そうなったらその時またみんなで話し合えばいい、、それまで我々介護3きょうだい力を合わせてこの介護生活を続けていこうと思っております。